11月1日
医療紛争処理のあり方検討会が開催され、医療側代表者から意見聴取が行われました。昨年、福島県の大野病院において産婦人科医師が逮捕されるという事件が発生しましたが、このような医師に対する重い刑事制裁が、勤務医の過重労働の原因の一つになり、地域医療が危機に瀕したことから、国会内でも、にわかに議論が高まりました。ただ、医療の現場では、既に8年前から、何度も何度も繰り返し指摘されてきた問題です。私は、医療と法の両面いおいて、当初よりこの問題に専門的に関わってきましたので、ようやく最初の法制度化に至るところまで来た現状を嬉しくは思っています。とりあえず診療行為によって偶発的な患者死亡が発生したような事案については、中立的第三者機関に届出が行われ、そこで透明性のある解剖と検証が行われることになりそうです。ただ、刑事被疑との関係や、届出の範囲の解釈など残る問題点も少なくあり、制度がどの程度に実効的な運用が可能かも未知です。国民から信頼される医療のために、この制度をより良いものとするため、一生頑張っていきたいと思います。







