63回目の終戦記念日を迎えました。終戦以来、日本は平和の内に復興を果たしましたが、現在でも世界各地で戦乱は続いています。法学部の通信教育過程で学んでいる頃、近代政治史の中で前世紀の2回の世界大戦に関する様々な分析を学ぶ機会がありました。戦争に至る背景としては、単なる政治的・民族的な確執以上に、経済面での争いが大きな要因になる場合が多かったようです。現代における中東の事情を考える上でも、石油利権をめぐる争いや、住民の貧困の問題が重要です。ただ、近年、急速な勢いで経済がグローバル化し、巨額の資金が投機的利益のみを目的に世界市場を行き交うようになると、単なる一国家の利権を目的とするだけでは国民生活の利益を確保することは難しく、世界協調の経済対策、経済援助こそ重要になってきます。究極的には、国際連合が発展して世界連邦が形成されていくのかもしれません。その時になれば、局地的な紛争は連邦内の法規則によって判断され、武力紛争は最小限に抑えられるでしょう。現在では、それを国際協調の外交努力によって達成していく必要があり、日本もその一員として十分な役割を果たさなければなりません。
