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2008年09月 アーカイブ


9月1日

議員になる以前から長い間取り組んできた革新的医療機器の評価指標策定のための研究推進委員会があり、学術専門家委員として出席しました。日本では、新しい医療機器の機能評価に欧米に比較して数倍の時間がかかり、その結果、欧米で活用されている新医療機器の国内での活用が大きく遅れているという指摘が数多くなされています。その原因として、画期的な新機能を備えた医療機器の安全性や有効性を評価する方法論が十分に検討されておらず、薬事審査が容易に進まないという事情があります。今日における新医療機器には、従来の技術枠組の範囲を超えた革新的機能を備えたものが少なくなく、その適正な機能評価のためには、評価指標自体を科学的に研究・開発していかなければなりません。今回の研究は、このような規制科学(Regulatory Science)を具現化していくための方法論を検証するものです。新医療技術の安全性と有効性の適正な評価は、健全なライフサイエンスの発展と患者さんの健康のために非常に重要です。今後も研究現場の知恵を政策形成に活かしていきたいと思います。

夜になって、福田康夫首相の辞任報道に接しました。2人続けての首相の辞任という事態は、責任政党として言い訳の余地の無い失態です。国民の皆様の強いご批判を真摯に受け止めなければなりません。僅かでもお詫びとするため、出来る限り開かれた総裁選挙を行なっていくべきだと思います。

9月3日

緊急両議員総会が開催され、総裁選挙の日程が、10日告示、22日投票と決定しました。始めに福田総裁から辞任のお詫びの挨拶がありました。福田首相が辞任を決めたのは、低迷する内閣支持率や総選挙を意識した党内外の批判的な発言などから、福田政権の役割が終わったと判断したからだと思います。就任当初は高い支持率があり、在任中、サミットに象徴される環境問題への国際的リーダーシップの発揮や、公務員制度改革を遂げたという実績は残りました。次の首相になっても、捩れ国会の政局運営の難しさは変わりませんが、また一歩一歩政策を進めていくのが政府の責任なのだと思います。

9月5日

大宮で開催された埼玉県公共嘱託登記土地家屋調査士協会の総会に出席し、ご挨拶しました。土地境界の確定は良好な隣人関係や円滑な不動産取引のために不可欠の前提です。この作業に尽力されている協会の皆様方の一層のご活躍をお願いしました。

9月6日

患者さんの団体が主催する中立公正な医療事故調査機関の創設のためのシンポジウムが開かれ、民主党の鈴木寛参議院議員とともに、シンポジストとして参加しました。他のシンポジストは、医師、弁護士、ジャーナリスト、患者団体代表と厚生労働省の担当者です。捻れ国会の状況下において与野党の対立案件が繰返し国会における論戦の焦点となり、歩み寄りが難しい政情ですが、医療事故調査制度の普遍的な重要性を考えると、満場一致の国会議決をもって創設することが望まれます。民主党が公表している案には幾つかの問題点がありますが、お互いに最大限の知恵を出し合い、真に医療の信頼回復に役立つ制度に仕上げたいと思います。

9月7日

東松山で比企群歯科医師会が主催した森田光一県議の福祉医療保険委員長就任祝賀会が開催され、地元の山口泰明衆議院議員・自民党埼玉県連会長、歯科医師である関口昌一参議院議員とともに出席しました。

9月8日

東京電力株式会社の研究所へ革新的省エネ・新エネルギー技術の視察に行きました。冷暖房を5倍以上の効率で行うことが出来るヒートポンプ技術や、自然光をモニターして必要な照度を調節する照明機器など、日本が世界に誇る最新のエネルギー技術の研究成果を見ることが出来ました。充電式の電気自動車の試運転も行いました。後部座席に座っているだけでは気が付かなかった電気自動車の静かさや加速力の良さが実感できました。

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9月9日

日本心臓病学会のシンポジウムで、医療事故調査制度が取り上げられ、3日前同様に、民主党の鈴木寛参議院議員、患者団体の代表者、ジャーナリストと共にシンポジストを務めました。医学会においては、聴衆である医師の関心は、制度創設による医療現場への影響です。この制度には、患者さんの診療行為への不信を客観的に晴らしていくことが期待される反面、医療の紛争化を容易とする危険性があります。しかし、医療が透明性を確保し説明責任を果たしていくためには、早期の制度創設が是非とも必要であると考えます。

9月10日

自民党総裁選挙の告示となりました。石原伸晃候補、小池百合子候補、麻生太郎候補、石破茂候補、与謝野馨候補(届出順)の5候補の戦いになりました。今回の総裁選挙では、今後の国創りの基本となる景気対策か成長戦略かという財政支出の考え方の違い、及びその双方と財政再建との関係をどう考えるかの違いが、比較的明瞭に論じられることになります。その意味で、政策本位の総裁選となると思います。推薦人名簿を見ても、いわゆる派閥を超えて、各候補に政策理念の近い議員が、それぞれの応援に回っているのが良く分かります。今後の論戦を十分に聞いた上で、投票に臨みたいと思います。

9月12日

岩槻支部が主催した春日部法人会の講演会に講師としてお招きいただき、「2030年の日本 ~その在り方を考える~」と題した講演を行いました。グローバル化の中、原油・食料の価格が高騰し、また、地球温暖化が全世界共通の脅威となりつつあります。このような先行き不透明な状況の中で、日本はどのような国創りをし、1人の日本人としては、どう考え生活したらいいのかを話しました。勿論、大変困難な問題で、解答が準備できるわけでは到底ありません。ただ、それを考える時の整理の仕方の枠組みについて私見を示しました。少子高齢化時代を考えれば、一人一人がより自立すると同時に地域における助け合いを拡げ、行政機能を出来るだけ抑えた社会を構築していく必要があります。また、賃金が高く資源が乏しい日本において一人当たりGDPを高めていくためには、知的財産や技術力を活かした新しい産業振興を図っていかなければならず、地域の中小企業にとっても、新しいビジネスモデルが求められてきます。地元企業の皆様においても、自らの人生観にとっての価値と、社会にとっての価値を念頭において、新しい領域を切り開いていっていただきたいとお願いしました。

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9月13日

「サタデー・ずばっと!」に出演しました。自民党と民主党の比較から言えば、今回の総裁選では、自民党が根本の政策理念について論じ合っているのに対し、民主党は無投票信任でした。野党議員から、「あんなに違う考え方を論じ合っていて、党として政策形成が出来るのか」といった意見も出ましたが、むしろ、党内で議論が無い方が党として危うい気がします。各議員とも、異なる支持背景の下、異なる政治信条をもって集まっているのが議会です。課題の山積する現代政治においては、政党の政策形成機能は極めて重要であり、その核心となるのは、政党内の議論のはずです。各候補には、最後までしっかりとした論戦を期待したいと思います。
その後、熊谷の森田俊和県議の報告会に招かれ、ご挨拶しました。34歳の若さの森田県議ですが、多面に渡る充実した活動ぶりには感心しました。今後の大きな可能性をお持ちの方だと思います。
夜は、外科学会開成会に出席し、同門の外科医の先輩・後輩たちと、楽しいひと時を過ごしました。

9月15日

日本抗加齢学会のセミナーにおいて、「健康食品法の立法化を目指して」というタイトルで特別講演を行いました。2億円産業に成長したいわゆる“健康食品”市場ですが、玉石混淆の状況で、消費者にとっても、その選択に参考になる情報がほとんど無いのが現状です。法律の規制範囲も曖昧な点があり、業界内でも「広告した者勝ち」といった危険な状況が危惧されています。立法化を希望する声が産業界から強く起こっていますが、当然、消費者の安全の確保が前提となり、立法化が必ずしも産業界の希望するような内容となるとはいえません。そもそも本来は、必要・十分な栄養がバランスの良い食事から摂られることが望ましく、食育の推進が第一義です。近年の科学的知見では、食事内容によって生活習慣病に関する各種データに大きく差が出ることが明らかになっています。立法化に向けて取組むべき諸課題について、米国、欧州との比較を含めて論じました。

9月16日

鷲宮町長選挙の出陣式が行われ、本多健治町長の応援に行きました。無投票当選が見込まれていましたが、2010年までの久喜市を中心とした1市3町での合併構想が進む中で、その仕切りの仕事には相当な困難が予想されます。新出発する久喜地域の一層の発展のためにも、内部連携を強化していただきたいと思います。

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午後は、「抗加齢医学を実践する会」の発足記念会で講演しました。この会は、米国の医学者の呼び掛けで各種の領域で活躍しているメンバーで構成されているCalorie Restriction Societyの日本支部としての位置付けを持ち、私が会長に選任されました。最新の医学知見において、摂取カロリーの制限を行なうことがほぼ全ての生物種の長寿につながることが、ほぼ確実視されるに至っています。「抗加齢」の定義は様々であり得ますが、長寿を達成することが、その重要要素の一つであることは疑いありません。そこで、仲間を募って、Calorie Restrictionを実践し、皆で健康になろうというのが、米国の会員の主な活動です。ただ、私は会長を受任するに当たって、「至適な栄養を摂ること」を必須条件に掲げるよう要請し、全員の承諾を得ました。すなわち、Calorie Restriction with Optimal Nutritionを実践することを、日本支部の主たる活動としました。日本では、米国と異なり、体重は軽いのに生活習慣病型の身体状況となってしまっている人が少なからずいます。このような人には、カロリー制限ではなく、偏らない栄養摂取の方が必要なのです。最新の科学的知見を最大限度まで活用し、真に科学的な抗加齢生活を実践していきたいと思います。

9月18日

臨床病理学会の規約委員会で、一般社団法人化への対応を検討しました。2006年に成立した公益法人改革に関する諸法により、現行の公益法人は、認定を受けた上で税法上の特典等を受ける公益社団法人と、その他の一般社団法人に分かれることになりました。医学会の多くは、公益認定を受けるに至らない規模であり、一般社団法人に移行することになります。でも、定款変更を検討する中で、新制度が従来の医学研究者の一般認識とは齟齬(ソゴ)を生じる部分が少なくないことが分かってきました。今後は、このような現場の実状をふまえ、新法の円滑な適用のために必要な指針等を作っていきたいと思います。

9月19日

自民党久喜支部役員会に土屋品子衆議院議員とともに出席し、総裁選を巡る状況について、報告しました。麻生候補の有利は決定的なようですし、地元党員の多くも麻生候補の掲げる当座の経済対策に期待していましたが、単なる選挙目当てであっては困ります。中期的な財政再建と、中長期的な構造改革は、必要不可欠な課題です。ここまで何とか進めてきた構造改革の成果を台無しにしてしまうようなバラ撒き政策は許されないことを、再確認しました。
与党・野党伯仲が報じられる中で、来るべき総選挙は熾烈極まる争いになると考えられます。しかし、責任与党として、国の厳しい状況から目を逸らすことなく、真に国民の将来の安心のための正論を戦わせていくべきだと思います。

9月20日

「サタデー・ずばっと!」に出演しました。途中で舛添厚生労働大臣が特別出演し、長寿医療制度の見直し案を提案しました。その趣旨は、75歳での一律の制度加入を改め、現役並み収入のある高齢者は従前の保険制度に残れるようにする、一律な天引きは行わない、世代間の反目を助長しない、というもののようです。新制度が合理的に作られていることは十分認めながらも、国民の皆様の感情に合わない部分が多いため、出来るだけ多くの皆様に同意していただけるような制度に見直すとの意向でした。大臣の発言を「後期高齢者医療制度の廃止」と報道したメディアもありましたが、良く話しを訊いてみると、制度の一部修正であり、野党の主張している廃止案とは全く異なります。長寿医療制度の基本は、財政的にも、医療提供体制の面からも、合理的に作られていることは、私も今まで繰り返し述べてきた通りです。対象者の7割の方は、保険料の軽減になります。終末期医療の在り方の問題も、議論を避けるべきではありません。「良い制度なのに、受け入れられていない」ならば、制度を変えるより前に、分かっていただけるまで真摯な説明を続ける努力を怠ってはならないと思います。
その後、埼玉県14区の責任者会議に出席し、三ツ林隆志衆議院議員の応援体制を固めました。夜は埼玉三四会に相川さいたま市長とともに出席し、県内で活躍している同門の諸先輩と楽しく懇談しました。

9月21日

総裁選の選挙戦最終日、大宮駅西口駅前で5候補全員による街頭遊説が行われ、関口昌一参議院議員とともに司会を務めました。聴衆の皆様が周囲の歩道橋を延々と埋め尽くす中で、各候補が10分ずつの所見演説を行い、約1時間があっという間に過ぎました。

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9月22日

総裁選挙が行われ、1回目の投票で麻生太郎総裁が誕生しました。選挙後の挨拶では、来るべき総選挙に向けて、熱い想いが述べられ、また、その後の諸会合では、今回の選挙戦の各候補も一致団結して麻生総裁を支援していく旨が宣言されました。新総裁になっても、党の基本政策に大きな変化があるわけではありません。また着実に一歩一歩、必要な政策を実現していくべく頑張っていきます。

9月23日

埼玉県鍼灸師会名誉会長(元日本鍼灸師会副会長)の安藤譲一先生の旭日双光章叙勲受賞祝賀会に出席しました。近年、鍼灸技術についても、有効性に関する科学的知見が集積しつつあり、従来の補助的な治療法といった認識から、より積極的な意義を認めるようになってきました。鍼灸療法の発展のために貢献されてきた安藤先生に心からのお祝いを述べさせていただき、今後のご指導をお願いしました。

9月24日

久々の国会となり、総理大臣の指名が行われ、麻生太郎総理大臣が誕生しました。参議院では、改革クラブの4議員が民主党を離党した関係などで、1回目の投票で過半数を得た者がなく、決戦投票となりました。
新内閣のメンバーが次々に発表されましたが、いわゆる「世襲議員」の占める割合の高さには、与党の一員ながら、残念な気がしました。もちろん、国民の利益に適う政治家であるならば、世襲議員自体が悪いわけでは決してありません。世襲議員の中でも卓抜した見識を持ち非常に優秀で高い政策作成力を持つ人も数多くいます。しかし、世襲議員の割合が余りに多ければ、憲法14条の政治的平等の理念が実現されているのかは大いに疑問です。最近は、自民党でも議員候補者の公募が一般化し、世襲の傾向は弱まってきていますが、若いうちから議員になるには世襲が絶対有利ですし、そして執行部中核に入る議員は未だに当選回数順であるため、若いうちから議員になることが有利となります。国会改革は国会議員が行う必要がある以上、多くを期待出来ないとの意見が多数あります。何の縁故もなく国政に入った者の嫉妬なのでしょうが、実際に政界に入ってみて、「世襲制度」の実状を目の当たりにすると、もっともな指摘であると思えてきます。
ただ、現在山積する諸課題の解決に向けて、新内閣のリーダーシップの下、頑張っていこうと思います。


9月27日

「サタデー・ずばっと!」に出演しました。舛添大臣の発言が、この1週間の間に変遷したことに対して、野党議員が追及してきました。先週のVTRを見返すと、確かに、舛添大臣の発言は、長寿医療制度の根本的な改正を意味しているような誤解を招くような表現もありました。ただ、その時の大臣の話の内容を良く聴くと、真意はそうではなかったと思います。先週のテレビの2日後の総裁選の席で、たまたま大臣と隣り合わせになり、この問題についてゆっくり話す機会がありましたが、その時の大臣の意図は明らかに制度の基本は維持した上での一部の修正でした。何れにせよ、誤解を招く表現であった点はきっぱりと謝って、真に意図するところを明確にするのが責任ある態度だと思います。
 午後には、「サタデー・ずばっと!」の特別編の収録があり、再度テレビ局入りし、早朝から夜まで気が抜けない1日でした。収録後には、みのもんた氏をはじめ、番組製作側と出演議員との軽い懇談の席があり、盛り上がりました。

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9月29日

麻生首相の所信表明演説が行なわれました。政局重視の民主党の姿勢に対して相当に挑戦的な内容で、補正予算の審議入りは困難になるのではないかと思われました。中山前国土交通大臣の辞任などにより、政情は波乱含みですが、責任政党として政策重視の姿勢を貫いていくべきだと思います。
夜は、大宮で開かれた土屋品子衆議院議員の報告会に出席し、ご挨拶しました。

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