広島で開催された第9回日本再生医療学会の総会で、「再生医療の実用化のための法規制の課題と研究者への期待」というテーマで特別講演を行いました。今回の学会の特別講演は、世界初のiPS細胞作製者である京都大学の山中伸弥教授と二人です。再生医療は期待の大きい分野ですが、新しい概念に基づく技術であるために、従来の法的枠組みが上手く当てはまりません。私自身、法律家である一方、研究者として神経幹細胞の活性化による神経損傷治療という一つの再生医療のプロジェクトに加わってきたため、法規制の問題点は熟知しています。再生医療の研究開発を阻害せずに、如何にその有効性、安全性、品質を確保していくかが法制度の課題です。この点について、あるべき方向性とともに、私案を提示しました。講演後に、多くの研究者や報道関係者から賛同の言葉をもらいました。
