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2011年08月 アーカイブ


8月1日①

東日本大震災復興特別委員会で質問に立ちました。

〔外部リンク:こちらで、映像をご覧いただけます。〕

7月29日に、政府が6月30日に設定した「特定避難勧奨地点」の方々、すなわち、年間20ミリシーベルトの被爆線量に達するおそれがある世帯の方々が初めて避難しました。震災発生から既に4ヶ月半が経過してのことです。
先日、実際に、特定避難勧奨地点に当たるとされた方々の話を聞いたが、比較的除汚の出来ている玄関や庭先だけで測定していて、もっと高い線量の場所があるのに不安である、といった意見でした。
政府は計画的避難区域、すなわち1年以内に積算放射線量が20ミリシーベルトに達する恐れがある地域を4月22日に設定しましたが、この区域の方々が移転を始められたのは、5月15日のことで、震災発生から2ヶ月以上が経過しています。

事故後、政府は「差し当たり健康に余り問題はない」と繰り返してきましたが、それが、数ヶ月も後になって、やっぱり健康への影響が懸念されるというわけですから、避難する方々としては、これまで被爆してしまったのはどうなるのだと思い、到底納得できません。
事故直後に比べれば、すでに測定される放射線線量もずっと低くなっているはずなのに、今更、何だ、ということになるのが当然です。
7月28日の衆議院の厚生労働委員会の参考人質疑で、東京大学アイソトープセンター総合センター長の児玉龍彦教授は、事故後の政府が「差し当たり健康に余り問題はない」と繰り返していた時点で、既に「実際にこれは大変なことになる」と思っていたと発言していました。 
今回の事故は、当初からレベル7と考える専門家が極めて多くいました。ところが、政府がこれを認めたのは、4月12日のことです。放出される放射線同位元素の総量が多ければ、放射線汚染の予測も変更しなければならなりません。しかし、政府は健康への問題はない、問題はない、と繰り返し、事態の深刻さが全く分かっていませんでした。

そこで、事故当初、「差し当たり健康に余り問題はない」と繰り返してきた根拠について問いました。
菅総理大臣は、専門家による議論を経て、原子力発電所を中心に、放射性同位元素がまき散らされる距離を推定した、と答弁しました。

8月1日②

私は、今回の政府の対応に問題点は2点あると考えています。

第1点は、一点のモニタリングデータを根拠として、それで広い範囲の危険性を判断していることです。どこまでを避難区域とするか、といった基準作りばかりをばかり考えて、現実に1人1人の被災者の皆さんが、どのように被爆しているのか考えていません。役所仕事としては、それで済むのかもしれませんが、健康影響を受ける方はたまりません。
 放射線の実態は微小な粒子だから、決して同心円状には広がりません。発電所から何キロ、といった形で区域設定しても、放射性粒子は、関係無く広がるのです。
児玉参考人は、同じ学校の校庭でも、1ヶ所で毎時2マイクロシーベルトだったけれども、違う場所では33マイクロシーベルトだったと述べています。場所によって大きな違いがあるのです。
しかし、政府は、これまで、このような可能性を全く考慮してきませんでした。

政府は、第2次補正予算で、避難地域の方々に累積線量計を配布することにしました。しかし、累積線量計では、被爆の事実が判明するまでに3カ月程度を要し、被爆を避けることには何ら役立ちません。
これに対し、放射線検出器があれば、家庭内でもどこが放射線が高いのか直ぐに測定することができます。私も放射性同位元素を用いた医学研究をやっていたのですが、検出器があれば、実験室のどこに汚染があるのか簡単に検出でき、その場で除染できました。
政府が放射線検出器を被災地届けたのは数百個程度でしかありません。現在では、1つ4万円程度の放射線検出器も販売されています。仮に、避難地域の10万戸の家庭に1個ずつ配布したとしても、40億円です。第1次補正予算は約4兆円、第2次補正予算は約2兆円ですから、容易に可能なはずでした。しかし、政府は、被爆の実態を何ら考えてこなかったのです。
海江田大臣は、「古川議員への答弁のために調べてみた。第3次補正予算では、放射線検出器の全戸配布を行えるよう、私からも進言する」と約束しました。
 
政府の対応の問題点の第2は、政府が、放射線汚染が起こった地域の皆様の実質的な健康を、ICRPの基準を越えるか越えないかだけで判断しようとしている点です。そもそも、ICRPの基準は、平時は年間1ミリシーベルトが限度なのに、事故後は、突如、20ミリシーベルトに上がっても許容されることになっています。20倍も違って、健康への影響はない、と言われたって信じようがありません。福島の住民の皆さんの健康に影響があるか否かは、基準を越えるか越えないかとは、全く別の問題であり、これは完全な問題のすり替えです。
一体、年間20.1ミリシーベルトの場合と年間19.9ミリシーベルトの場合とで、健康への影響がどれほど違うのでしょうか。菅総理に、このことを問いました。菅総理は、何ら実質的な回答は出来ず、ただ、専門家に任せてあるという1点張りでした。本当は、年間20.1ミリシーベルトの場合と年間19.9ミリシーベルトの場合とでは、健康への影響にほとんど違いはありません。それなのに、政府は、年間20ミリシーベルト以上と以下で全く異なる対応をしているのです。
被爆線量が、年間19.9ミリシーベルトの場合でも、健康に対して相応の影響が考えられます。政府が本当にすべきことは、除染作業を進め、放射線検出器を配布するとともに、住民の皆さんが出来るだけ被爆線量を低くするための情報を提供することなのです。

8月1日③

政府は「ICRPは科学的で権威ある国際機関である」としてその基準を金科玉条の如く言っていますが、実際には、ICRPの基準も、その科学的根拠には大きな疑問が」あります。
これまで、100ミリシーベルト以下の低線量被爆の健康への影響については、科学的にはっきりとしたことが分かっていません。それは、過去の一般市民が被爆した事例が、広島・長崎への原爆投下とスリーマイル・チェルノブイリしかなく、これらにおいて、低線量の長期の被爆について十分な調査結果が得られていないからです。
実は、原子力発電所で働いている人達は、長期に断続的に低線量の被爆を繰り返しています。したがって、これらの方々の健康調査を行えば、長期の低線量の被爆の影響が分かるのです。そのため、各国で原子力発電所で働いている人達の健康調査が行われてきましたが、データのフォローアップが悪く、十分に信頼性あるデータが得られていない点が問題でした。
日本には、文科省の委託による財団法人放射線影響協会による日本の原子力発電施設の放射線業務従業者27万7128人を対象とした調査があります。これは、国際的に見て、極めて完成度が高い調査です。
まず、放射線業務従業者と同年齢の一般人を比較した外部比較調査の場合、放射線業務従業者においては、肺癌(標準化死亡比SMR:1.08)と肝癌(SMR:1.13)による死亡が明らかに多くなっています。また、全悪性新生物及び白血病を除く全悪性新生物による死亡も、有意に(科学的に言って、偶然では説明できない程度に)多くなっています。
重要なのは、放射線業務従業者の平均累積被爆線量は、13.3ミリシーベルトに過ぎず、その上10ミリシーベルト以下の従業者が74.4%を占めるため、放射線業務従業者の累積被爆線量の中央値(放射線業務従業者のうち、累積被爆線量の少ない人から数えて真ん中の人の累積被爆線量)は、10ミリシーベルトよりずっと下のレベルと考えられることです。
 次に、放射線業務従業者の中で、累積被爆線量の違いに応じて比較した内部比較調査では、累積被爆線量に応じて、死亡の危険性が増加しているという傾向があるかどうかを調査しています。その結果、食道がん(p=0.039)、肺がん(p=0.007)、肝臓がん(p=0.025)、非ホジキンリンパ腫(p=0.028)、多発性骨髄腫(p=0.032)で、累積線量とともに有意に増加する傾向が認められています。その結果、全悪性新生物の死亡率(p=0.024)も、累白血病を除く全悪性新生物の死亡率(p=0.024)も、累積線量とともに有意に増加する傾向が認められています。
これらの結果は、累積100ミリシーベルト以下の低線量の放射線被曝でも、偶然では説明出来ない、被爆線量に比例した癌の発生リスクの上昇があることを示しており、累積20ミリシーベルト以下でもそれに応じた確率で、健康への影響があることを示しています。実際に、これらの死亡率の増加は、累積10ミリシーベルト以上から認められ(観察死亡数/期待死亡数(O/E比):双方1.04)、累積20ミリシーベルト以上では、更に高まっています(O/E比:1.08及び1.07)。
癌は喫煙や飲酒によっても起こりますが、原子力発電所の放射線業務従業者では、心筋梗塞や胃潰瘍など、喫煙で多くなる他の病気は多くなっておらず、また、大腸癌など、飲酒で多くなる他の病気も多くなっていません。したがって、この調査の結果は、喫煙や飲酒の影響では説明することが出来ません。

文部科学省は、自らが委託し、税金で行った調査でありながら、現在まで、この調査結果について、ほとんど検討を行っていません。
ICRPも、100ミリシーベルト以下の低線量放射線による発癌は、放射線の確率的影響(放射線被爆線量に比例する影響)と考えるのが科学的に最も正しいとしています。たとえ20ミリシーベルト以下の被爆であっても、その被爆線量に応じた発癌リスクの上昇を起こすのです。
報道によれば、過去に癌を発症して労災認定された原発作業員は10人いて、最も少ない人の累積被爆線量は約5ミリシーベルトであったといいます。年間5ミリシーベルト以上の被爆と、被爆後1年以降の白血病(血液のがん)の発症があれば、労災認定されるのです。これは、ある意味で、政府が年間5ミリシーベルトの被爆と発癌との因果関係を認めているということです。
現在、政府は、福島県の校庭の利用の許容限度を年間被爆20ミリシーベルトとしています。この基準でいけば、今後、1年経過以降に白血病になる小中学生は、全員、被爆のためだと認定することになってしまいます。
少なくとも、政府は、今まで、年間20ミリシーベルト以下ならば、許容範囲として対応してきました。一体、どのような科学的根拠があって、年間20ミリシーベルト以下であれば、安全、安全と言っているのでしょうか?

 さらに言えば、政府は、これまで、内部被爆、すなわち、食べ物や呼吸によって体内に取り入れられた放射線の量を、推計したり、ホールボディー・カウンターで測定したりして、環境中からの外部被爆と比較して無視出来る程度に小さいとしてきましたが、癌は肺癌なら肺の局所で、胃癌なら胃の局所での遺伝子変異から発生する病気で、全体の量がどうであれ、関係がなく発生する病気なのです。先日の衆議院の厚生労働委員会の参考人質疑でも、局所に沈着した放射線同位元素の発癌性について、複数の専門家が指摘していました。
政府は、第2次補正予算で、一部の住民を対象に、ホールボディー・カウンターによる測定を取り入れましたが、これでは今後最も問題となる発癌の問題に対応できません。政府は、局所に沈着した放射線同位元素の影響について、何ら考慮していないのです。

 被災地の皆さんの健康への影響は、現政府が考えているより、ずっと複雑な問題です。被災民の皆さんの健康を考えるならば、いい加減な判断で、安全だ、安全だ、というより、出来るだけ的確な科学的判断をした上で、国民の皆さんに、可能な限りの情報を迅速に提供すべきなのです。

8月1日④

極めて問題なのは、スピーディのデータを隠してきたことです。データは3月11日の震災直後から得られていたのに、それを隠し続け、5月2日になって約5000枚のデータを公表すると明らかにしました。細野補佐官は(当時)、「公表することでパニックになることを恐れた」と言っていますから、明らかに恣意的な情報隠しです。総理も大臣も、後になっていくら「遺憾だ。責任を感じる。」と繰り返したところで、起こってしまった被爆は取り返しがつきません。
データが直ぐに公表されていれば、住民はずっと少ない被爆量で済んだはずです。実際は、既に20ミリシーベルトを越える被爆が起こっている人がたくさんいる、と多くの専門家が指摘しています。これは、政府の明白かつ極めて重大な過失です。住民の皆さんの健康に影響が出ることが非常に深く懸念されます。
国立がんセンターの発表によれば、100ミリシーベルトの被爆によって癌のリスクは、1.08倍になるとされています。避難地域の住民の皆様は、約20万人、そのうちの約3割、6万人は癌によって亡くなります。リスクが1.08倍に増えれば、癌で亡くなる方も約4800人増えます。確率的影響の観点から、20ミリシーベルトの被爆なら約960人、10ミリシーベルトの被爆なら約480人が癌によって余計に亡くなると考えられます。

政府がスピーディのデータを隠していたことで、実際、どのくらい被爆が増えたかは、後日、検証すべき問題と考えていますが、3月当時からのモニタリング結果から概算すると、2週間でも、数ミリシーベルトの被爆が起こっていたと考えられる地域が数多くあります。これが、仮に5ミリシーベルトとしても約250人、2ミリシーベルトとしても約100人の方が、政府の無能なる情報隠しによって、余計に癌で亡くならなければならないのです。
 政府は、将来、福島の皆様に癌が発生した場合の責任をどのようにとるつもりなのでしょうか?この責任は、菅氏が総理大臣を直ちに辞任したところで、献金問題で議員辞職したところで、一生問われるべきものだと思います。総理大臣の地位に固執するだけの菅氏に、刑事責任にも比すべき、その責任の重さを問いました。

次に、癌を発病した人への賠償の問題について、政府の対応方針を問いました。現在、全福島県民を対象に健康調査を行うことになっています。3月11日以降の居場所について、県民約200万人に回答してもらい、そこから被爆量を推計しようという調査です。ただ、そもそも、回答の正確性、そこから被爆量を推計することの正確さについて、数多くの問題があります。
その上、癌は、被爆から、数十年経ってから発生することもあるので、今回の被爆の実際の影響がどのようなものであるかは、今後、この調査を数十年続けて、やっと判明するものなのです。
 しかし、その前に癌を発病する人は沢山いると考えられます。今後、調査結果が出る前に福島の皆さんに癌が発生した場合、政府として、この方々の被爆と発癌との因果関係を、どのように考えて対応するのか、問いました。
 海江田大臣は、信じられないことに、「訴訟を起こしてもらえばいい」と答弁しました。すなわち、被爆線量の高い避難地域の方々が発癌した場合であっても、訴訟で国に勝たなければ救済を受けられないということなのです。前述した労災の場合とは著しい差異ですが、今後、この問題については、場を改めて問うていきたいと思います。

8月1日⑤

続いて、福島県南相馬市において、立ち入り禁止区域のすぐ外で、現在も医療機関を開業している医療従事者の皆さんの支援について質問しました。この地域では、物流も悪く、この地域の住民は激減しているが、残っている住民がいる以上、その方々の健康を守るために、必死で頑張っている医療機関です。
 患者も激減しているので、当然、経営は成り立ちません。皆、赤字に苦しんでいます。特に、出産数と子どもの数が減っているので、産科と小児科は深刻だそうです。
 これら医療機関の損害は、当然、賠償されなければならず、一刻も早く支払を始めて欲しいという要望が上がっています。そうでなければ、結局は、ほとんどの医師が被災地を離れてしまい、今後の地域医療の再建は不可能となってしまうと考えられます。
 海江田大臣は、「より迅速に賠償するよう努力する」と約束しました。

 また、被災地全域について、公的医療機関と比較し、民間医療機関、特に診療所に対する支援が、ほとんど考慮されていません。被災地域では、もともと医師が少なく、また、高齢の患者さんが多く、大病院から、診療所までが、それぞれの機能を果たして、住民の健康を守っている地域なのです。菅総理は、7月25日の予算委員会で、「前向きな対応を行う」と約束しましたが、この点の具体的内容について、細川律夫厚生労働大臣に説明を求めました。
細川大臣は、被災した民間医療機関も支援できる基金の創設を第3次補正予算で検討する考えを示しました。地域医療を守るためにもぜひとも実現をお願いしました。
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8月2日

「司法修習の意義から給費制を考える院内集会」で挨拶をしました。
その後、自民党のエネルギー政策議員連盟に出席しました。

8月3日

本会議が開かれました。原子力損害賠償支援機構法案の採決が行われ、賛成214、反対21で可決しました。
午後には、委員をつとめている行政監視委員会に出席しました。
その後、埼玉県第11小選挙区を中心とした県議会議員の勉強会に出席しました。地域医療について、医師数や質の問題についてご要望を頂きました。県北地域は県南地域に比べて医師不足が深刻です。住民の皆さんの生命や健康を守るため、どのように医師を確保していくのか、意見交換をしました。
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その後、「異状死死因究明制度の確立を目指す議員連盟」の総会で司会を務めました。

8月4日

「国会がん患者と家族の会」総会に出席しました。がん対策推進協議会から予算要望のヒアリングを受け、その後、厚生労働省・文部科学省・経済産業省から、平成24年度予算の概算要求の方向性について報告を受けました。

8月5日

さいたま市浦和区選出の荒川岩雄埼玉県議会議員の後援会夏季研修会で、放射線による健康への影響について講演しました。
夜は、岩槻工業団事業協同組合の納涼大会に出席し、挨拶をした後、岩槻医師会の納涼会に参加しました。

8月6日

朝5時から行われた実践倫理宏正会の平和祈念朝起会に出席しました。
夕方には、岩槻の東宮町自治会のお祭りで自治会の皆様に挨拶をし、その後、東京に向かい、慶應義塾大学医学部一般・消化器外科の集まりである、第5回葉月会に出席し挨拶しました。

8月9日

朝、党の政策会議で、米国におけるワクチン補償制度について、米国研究製薬工業協会・日本代表のアイラ・ウフル氏と意見交換をしました。1980年代初頭、アメリカでは、ワクチン接種後に報告された有害な副作用により、多くの患者がワクチンメーカーや医療機関を相手取って訴訟を提起しました。これにより、ワクチンの開発や製造を行っていた企業の多くが市場から撤退し、その結果、著しいワクチン不足が社会問題となりました。そこで、アメリカでは、指定ワクチンによって健康被害を被ったと認められた患者に補償を提供する「ワクチン健康被害補償プログラム」(無過失補償制度)を採用しました。この制度により、アメリカでは、より安全な新ワクチンの研究・開発が促進されてきました。
私は、この制度の採用による訴訟低減効果の有無や副作用の因果関係の立証方法について、専門的事項にわたる質問をしました。有益な制度だとは思いますが、そのまま日本に持ち込むには、多数の課題があると感じました。
午後は、委員をつとめている財政金融委員会に出席しました。日本銀行から最近の金融情勢の報告を受けた後、質疑を行いました。

8月10日

本会議が開かれ、条約の承認などが行われました。
その後、理事を務めている沖縄及び北方問題に関する特別委員会に出席しました。自民党からは沖縄県選出の島尻あい子議員が質疑に立ち、軍用地跡地の速やかな振興策などについて政府に質問しました。

8月12日~8月18日

12日に参議院本会議が開かれ、「東日本大震災により生じた災害廃棄物の処理に関する特別措置法案」、いわゆるがれき処理法案の採決が行われ、全会一致で可決・成立しました。
16日には、毛呂山町議会議員選挙が告示されました。17日に、立候補されている方々の選挙事務所にお伺いし、激励の挨拶をしました。

8月19日

早稲田大学大学院政治学研究科の林勝彦先生のインタビューを受けました。林先生は、NHKで科学番組の制作を手がけられた後、早大大学院のジャーナリズムコースで科学映像制作実習を担当していらっしゃいます。今日は、福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質の人体への影響や再生可能エネルギーについてお話をさせて頂きました。

8月20日

今回で11回目を迎える「坂戸よさこい」の開会式に出席しました。初日の今日は、坂戸市内外から88チーム、4800人もの方が演舞されるということです。駐車場では、東日本大震災の被災地である東北6県の大物産展も行われ、こちらも多くの人で賑わっていました。力強い演舞を拝見させていただき、東日本地域の早期の復興への気持ちをより強いものにしました。
 夜は、地元岩槻の花火大会を楽しみました。1時間半近くの時間、幻想的な花火が次々に夏の夜空に打ち上げられました。小雨混じりの中でしたが、非常に多くの観客の皆様に来ていただきました。
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8月21日

毎年恒例の「人形のまち岩槻まつり」のオープニングとエンディングのセレモニーに出席し、また、お祭りの諸々の企画で、地元の皆様と懇談をしました。本年は、震災の関係で規模を小さくして行われましたが、それでも、岩槻はお祭りムード一色に染まりました。心配された雨は、何とか気にならない程度でおさまり、小学生が人形に仮装してパレードを行ったり、高さ10メートルのジャンボひな壇が区役所前に設置されたりして、会場は多くの人の熱気でいっぱいでした。

8月22日

本会議が開かれ、公債特例法に関する趣旨説明が野田佳彦財務大臣からありました。
午後には、「生殖補助医療をめぐる法整備についての勉強会」に出席しました。私は、野田聖子衆議院議員、小渕優子衆議院議員とともに、この勉強会の幹部を務めています。
今回は、慶應義塾大学医学部産婦人科教授の吉村泰典先生に講師をお願いしました。私は、慶應義塾大学病院の安全管理委員会において、吉村先生とともに業務に当たってきた関係で、今日まで、大変懇意にしていただいています。吉村先生は、日本産婦人科学会の前理事長で、厚生科学審議会専門委員や法制審議会委員、内閣府総合科学技術会議専門委員などを歴任してこられた生殖補助医療の第一人者の先生です。吉村先生から、「わが国の生殖補助医療の現状と課題」というテーマでご講演をいただき、その後、意見交換をしました。
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8月23日

財政金融委員会で質問に立ちました。
〔外部リンク:こちらで、映像をご覧いただけます。〕
政府の「財政運営戦略」では、2020年までに基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化することになっています。しかし、8月12日に内閣府が発表した「経済財政の中長期試算」によると、復興財源を除いた場合、2015年に消費税が10%であることを前提としても、2020年度には、約18兆円、対GDP比で3.1~3.3%の赤字が残るとされています。そこで、2020年度にプライマリーバランスの黒字化を達成するために、どのくらい消費税率を上げなくてはならないのかについて、野田佳彦財務大臣に質問しました。野田大臣は、2015年に消費税率を10%にするという前提のもとでも、慎重シナリオでさらに6.3%から6.5%、成長戦略シナリオで2.8%から3.1%引き上げる必要があると答弁しました。
高齢化が進んでいく中で、将来世代へのつけ回しを避けるためには、これ以上、財政健全化を先送りすることは許されません。既にGDPの約2倍という、国際的に見て突出した国家債務が積み上がっていますが、その返還は、プライマリーバランスが黒字化してようやく始まります。経済成長とのバランスを図り、国民生活への影響を最小限にとどめつつ財政規律を正していく政治的リーダーシップが今こそ政府に求められています。
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夜は、福島中央テレビから、低線量の被ばくや政府の福島第一原発の事故後の対応について取材を受けました。

8月24日

本会議が開かれ、再生可能エネルギー法案の趣旨説明が海江田万里経済産業大臣からありました。自民党からは同じ、埼玉県選出の関口昌一参議院議員が経済産業委員会の筆頭理事として、代表質問を行いました。
その後、参議院自民党の「受動喫煙防止議員連盟第3回総会」に出席しました。
午後には、憲政記念館の講堂で行われた「第2回八ッ場ダム建設推進全体協議会」、その後、党の「有床診療所の活性化を目指す議員連盟総会」に出席しました。

8月25日

「ガソリンスタンドを考える若手議員の会」に出席しました。その後、党の政策会議で、政府の「中期財政フレーム」及び「経済財政の中長期試算」について政府から説明を受けました。既に先日の財政金融委員会でも質疑が行われた課題ですが、政府の曖昧な答弁に、厳しい質問が相次ぎました。
午後は、今週の日曜日に投開票が行われる小川町の町議会議員選挙に立候補された方々の事務所にお伺いし、激励の挨拶をしました。

8月26日

本会議が開かれ、特例公債法の採決が行われました。賛成が218票、反対が19票で可決・成立しました。特例公債法をめぐっては、8月9日に自由民主党・公明党・民主党による三党合意がなされています。三党合意では、①子ども手当ての撤回等、歳出の見直しに伴う減額措置を第三次補正予算において行うことを特例公債法案の附則に明記すること、②高速道路無料化については平成24年度予算概算要求において計上しないこと、③高校無償化、農業の戸別所得補償制度については政策効果の検証をもとに、必要な見直しを検討すること等が、確認されています。民主党マニフェストの主要施策であるバラマキ政策の見直しをさせたことは大きな成果があったと思います。この三党合意が速やか、かつ確実に履行されていくように引き続き政府をただしてまいります。
夜は、横浜のグランドインターコンチネンタルホテルで開かれた鈴木直先生の聖マリアンナ医科大学産婦人科教授への就任祝賀会に出席しました。鈴木先生は多方面で活躍していますが、子宮頸がんの予防ワクチンの臨床研究の第1人者で、国会の勉強会でも講師を務めていただきました。慶應義塾大学医学部で私の3年後輩で、学生時代から大変懇意にしていましたので、自分のことのように嬉しく思いました。

8月27日

さいたま市岩槻区の「太田諏訪神社例祭式典」に出席しました。
その後、明日に投開票を控えた杉戸町の町議会議員選挙に立候補された同志の皆様の事務所にお伺いし、激励の挨拶をしました。
夜は、上尾市選出の島田正一県議会議員の県政報告で挨拶をした後、坂戸市に急行し、自民党坂戸支部の支部大会に出席しました。

8月28日

草加市選出の谷古宇勘治県議会議員の後援会の皆様が主催した、「谷古宇勘治を囲む納涼の夕べ」に出席し、挨拶をしました。
その後、自民党川島支部の総会に出席し、党員の皆様に日ごろの御礼と終盤戦を迎えた国会情勢についてお話をさせて頂きました。

8月30日

今日の本会議の議題は、「内閣総理大臣の指名」です。記名投票で行われました。投票総数は241ですので、過半数は121となります。内閣総理大臣に指名されるには、最多得票を得、かつ過半数に達することが必要となります。
投票の結果は、野田佳彦民主党新代表が110票、谷垣禎一自民党総裁が85票、山口那津男公明党代表が19票、渡辺喜美みんなの党代表が11票、志位和夫共産党委員長が6票、福島みずほ社民党党首が5票、平沼赳夫たちあがれ日本代表が3票、舛添要一新党改革代表が2票でした。いずれも投票の過半数を得られなかったので、参議院の規定により、野田佳彦新代表、谷垣禎一総裁の上位2名による決選投票を行うこととなりました。決戦投票では、一番多く票を得られた者が内閣総理大臣に指名されます。
結果は、野田佳彦民主党新代表が110票、谷垣禎一自民党総裁が107票、白票24票にて、僅差で野田佳彦衆議院議員が第95代内閣総理大臣に指名されました。

8月31日

今日で177回通常国会が閉会しました。午前中は本会議や所属する委員会に出席し、会期末処理を行いました。
午後は、事務局次長をつとめる超党派「世界の子どもたちのためにポリオ根絶を目指す議員連盟」に出席しました。パキスタンに対するポリオ撲滅支援の決定(50億円の円借款の決定)について外務省から説明を受けた後、意見交換を行いました。
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