2018年11月30日
No.22:がんに対する新療法
がん治療の薬物療法の主体は細胞毒を投与する抗がん剤治療ですが、近年、がん免疫を賦活化する新たなメカニズムを持った治療技術が次々に開発されてきました。ノーベル賞を受賞された京大の本庶佑教授が開発したのは、「免疫チェックポイント阻害剤」という新薬です。ヒトのTリンパ球は外来生物や腫瘍細胞を非自己とみなして、各種活性化物質を放出して攻撃する機能を持ちますが、Tリンパ球にはPD-1という受容体があり、ここ […]