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健康科学コラム

No.13:無理なく運動を続けるコツ

適度な運動は、ストレス解消や疾病予防など、心身両面への効果が広く知られています。運動の重要性は分かっているけどなかなか続かない、という方に、継続する5つのポイントを紹介します。

1. 楽しんで続けられる運動を選ぶ
まず、好きなものでなければ続きません。どんな運動や身体活動が好きなのか、続けるにはいつ、どの位やるのがよいのかを明確にしましょう。たとえば、午後に庭いじりをするのがよいのか、それとも朝焼けの中をジョギングするのがよいのか、楽しんで続けられることを選択しましょう。

2. 納得できるゴールを決める
週5日、毎日1時間歩く必要はありません。実現可能な範囲で考えるようにしましょう。自分の能力に合った、少し頑張れば出来るくらいの計画を立てることが重要です。

3. 毎日やらなければならないと考えない
運動を「しなければならないこと」としてしまうと、失敗する危険が高まります。気分改善のためにする1つの方法として意識するようにしましょう。

4. 運動を妨げるものを明確にする
運動が出来ないのなら、何故出来ないのか考えてみましょう。誰かと一緒のほうがゴールに向っていけるなら、一緒に運動する友達を見つけるようにする、というように、運動を妨げるものが何か判明すれば、それを解決する方法を見出すことができます。

5. 失敗しても気にしない
健康イメージ どんな小さな一歩も目標に向えたなら自分の功績として評価するようにしましょう。「出来た」「出来ない」といった白黒分けをする考え方はやめましょう。運動を1日さぼってしまったとしても、次の日から再開すればよいのです。
人間の身体には適応能力があるため、同じ運動を続けていると、エクササイズ効果は段々と落ちてきます。例えば、減ってきていた体重が減りにくくなったりしますが、同じように運動を続けていれば、減らした体重を維持することは出来るので、別に気にする必要はありません。ただ、可能なら、専門家の指導を受け、色々な運動を得意にしていきましょう。