2026年3月の健康科学コラム

No.46:がんの予防⑦・感染

国立がん研究センターによれば、感染は、日本人のがんの原因の約20%を占めると推計されます。感染による発がんのメカニズムは、感染体が作り出すがん原性タンパク質による直接的な作用や、慢性的な炎症に伴う細胞の壊死と再生による間接的な作用などが報告されています。 ヘリコバクター・ピロリ菌の感染は、胃がんの最も重要なリスク因子であり、国際がん研究機関は、日本のような胃がんが多い国では除菌治療を推奨しています […]

No.45:がんの予防⑥・BMI

皆様も、体重管理には、多少の意識はお持ちのことと思います。肥満は高血圧や糖尿病などの様々な疾患の基礎となります。今回は、それらの他の肥満と関連した疾患の影響を補正した、肥満単独の健康影響に関するエビデンスのご紹介です。日本人の35万人以上のデータを併せたプール解析による定量評価を行い、BMI(体重[kg]を身長[m]の2乗で割った数)の水準が死亡リスクに与える影響を調べた研究では、全死因による死亡 […]

No.44:がんの予防⑤・身体の活動

皆様「運動が健康に良い」ことは、良くご存知だと思います。運動は循環器リスクの低減や肥満の防止にも役立つため、厚労省では、18歳から64歳の人については、“歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を毎日60分”及び“息がはずみ、汗をかく程度の運動を毎週60分行うこと”を、65歳以上の人については、“強度を問わず、身体活動を毎日40分行うこと”を推奨しています。ただ、日々の仕事や休日の予定で忙しい中で […]