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健康科学コラム

No.36:2023年のコロナワクチン

5月8日からSARS-CoV-2ウイルスの感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同様の5類感染症となり、感染者や濃厚接触者の待機期間や、イベントや飲食店での制限が原則として無くなります。屋内でのマスク着用も原則不要(個人の判 […]

No.35:COVID-19の後遺症

日本のCOVID-19も2年半の間に7回の感染の波が繰り返し、2022年8月末現在、累計感染者数も1800万人を超えています。2022年に入ってからのオミクロン変異株の波では、ワクチン接種が進んだこともあって軽症化しており、療養は […]

No.34:サル痘

COVID-19が徐々に一般的な感染症として社会に受容されつつありますが、5月になり、動物由来のウイルス感染症である「サル痘」(Monkeypozx)の患者が欧米20カ国以上で認められ、海外渡航歴の無い人も含めて200人以上の患者 […]

No.33:今後のコロナウイルス

インフルエンザによるパンデミックと考えられる流行の記録は1800年代ころからあるようですが、パンデミックの発生が科学的に証明されているのは20世紀以降で、スペインインフルエンザ(1918~1919年)、アジアインフルエンザ(195 […]

No.32:経口薬

2021年夏の第5波で日本でも起こったように、COVID-19によって患者さんが急増すると、医療の受け入れが逼迫し、多くの患者さんに病院外の自宅や宿泊施設で過ごしてもらうことが必要になってきます。その際に、経口で服用できる医薬品が […]

No.31:COVID-19ワクチンの効果の変化と3回目の接種について

COVID-19ワクチン接種は、世界で最初に欧米で2020年12月に始まり、9ヵ月以上が経過しました。接種後早期3ヵ月くらいまでは95%近くの高い感染及び発症予防効果が認められていたファイザーやモデルナのメッセンジャーRNAワクチ […]

No.30:国産ワクチン

COVID-19ワクチンは、既に、米国、英国、ドイツ、中国、ロシア、インドにおいて開発され、実用化されていますが、国産ワクチンは、未だ探索的臨床試験の段階にあり、実用化の具体的な時期は明らかになっていません。このパンデミックを通じ […]

No.29:新型コロナウイルス感染症ワクチン②

COVD-19に対するワクチンは、日本はビオンテック社とファイザー社のメッセンジャーRNAワクチン(Pとします。)、モデルナ社のメッセンジャーRNAワクチン(Mとします。)、アストラゼネカ社のアデノウイルス・ベクター・ワクチン(A […]

No.28:新型コロナウイルス感染症ワクチン

11月中旬、米国のファイザー社やモデルナ社の開発した新型コロナウイルス感染症ワクチンが、実地での使用を模擬した第3相試験で、発症率を95%程度減少させたという報道がありました。理論的には可能と考えられていたものの、実際に開発された […]

No.27:新型コロナウイルス感染症のPCR検査

新型コロナウイルス感染症については、PCR検査の実施量が増えてきましたが、皆様には、是非、この検査の特性や限界を理解していただきたいと存じます。PCR検査は、鼻腔や咽頭に存在するウイルスのRNAを測定する方法ですが、感染していても […]