会長を務める自民党バイオサイエンス推進議連の総会を開催し、「フードテック」の最新動向について識者や国内企業からヒアリングをいたしました。
フードテックとは、最新テクノロジーを駆使してまったく新しい形で食品を開発したり調理法を発見したりする技術です。食糧自給やCO2排出の問題から、肉食を削減して代替タンパク質を摂取するべきとの考えが広まる欧米では、今後の市場拡大を見込んで様々なフードテック企業が生まれて官民の投資を受けています。
本日ヒアリングした日本ハム(株)でも、家畜などの細胞を培養して原料にした「培養肉」について研究が進んでいるものの、安価で大量に生産することや実用化に向けたルール形成など課題も多く残っています。世界の先進企業に追い付くため、舌の肥えた日本人を満足させる細胞・商品に取り組むことや再生医療の培養技術を活用するなどして、官民をあげて新産業の振興に取り組んでまいります。