党新型コロナウイルスに関するワクチン対策プロジェクトチームの会合を開き、小児へのワクチン接種や治療薬の現状について政府から説明を受けました。また座長として資料を用意し、オミクロン株に対するワクチン・治療薬の効果などの最新知見を説明させていただきました。
一方でランセット誌には、オミクロンの感染強度は非常に高いため、今後数週間のうちにワクチンのブースターを増やしてもオミクロンの波に実質的な影響を与える可能性は低く、本格的な介入までにオミクロンの波はほとんど終わってしまうとの論文も発表されています。ほとんどの国で現在から2022年2月の第2週の間にオミクロンのピークが来ると予想され、職場や学校から排除される人が増えることで混乱を招く可能性が高いが、オミクロンの波の経過に影響を与える可能性は低いため、オミクロン株に対してはCOVID-19の制御戦略をリセットする必要があるともされています。
こうした科学的知見も踏まえつつ、2月中に可能な限り高リスク者を中心にワクチン接種を進めるなど、提言を作成してまいります。