2月19日
温室効果ガスの排出権取引制度に関する勉強会が開催されました。この問題には既に深く関わってきましたし、今後も議論をリードしていきたいと思います。EUでは制度がスタートしており、米国でも試験的に開始され、さらに積極的導入案が議論されています。日本も世界に後れることなく体制を整える必要があります。発展途上国との国際競争に晒されている産業界からは未だに反対意見が強いですが、地球温暖化は既に待った無しの状況 […]
温室効果ガスの排出権取引制度に関する勉強会が開催されました。この問題には既に深く関わってきましたし、今後も議論をリードしていきたいと思います。EUでは制度がスタートしており、米国でも試験的に開始され、さらに積極的導入案が議論されています。日本も世界に後れることなく体制を整える必要があります。発展途上国との国際競争に晒されている産業界からは未だに反対意見が強いですが、地球温暖化は既に待った無しの状況 […]
ハーバード大学やコロンビア大学で臨床研修中の若手日本人医師たちの新規の情報交換誌「臨床+α」の取材を受けました。彼等の多くは、日本での臨床研修終了後、米国での永続的な臨床活動を志し、日本を離れた医師たちです。医学の面でも大変優秀な医師たちですが、社会的な問題意識も高く、「臨床+α」のタイトルは、医師の活動は臨床だけに留めてはいけないという理念を表しています。米国を志したのも、情報誌を刊行するのも、 […]
慶應義塾大学ビジネススクールの医療政策グループを中心とした民官学の自由な研究会であるHCP研究会が開催され、辻哲夫前厚生労働事務次官の「医療制度改革の目指すもの」と題する講演を聴きました。 2006年度の医療制度の大改革については、賛否両論があります。確かに、今後の少子高齢化社会における国民皆保険制度の持続可能性と、全国的に一定水準を担保した医療提供体制の確保は、従来の医療にとどまっているだけでは […]
地元岩槻の長宮地区の新年会でご挨拶した後、浦和で埼玉県歯科技工士会,さいたま市歯科医師会,埼玉県接骨師会浦和支部の新年会、最後は東京で越谷市医師会の新年会にそれぞれうかがい、ご挨拶しました。本日から世間では3連休の日々ですが、朝から晩までひたすらに挨拶廻りをするのが政治家の勤めです。その分、政策に関する議論や調査・研究に時間を割けなくなります。早くこの生活に慣れて、両者のバランスを考えた自分なりの […]
鳥取医師会に招かれ、「勤務医に関する喫緊の課題とその解決に向かって」という講演を行いました。勤務医の過重労働,医師不足,診療関連死への対応の問題などについて、「議員としてではなく、一人の医療政策学者としての見解です」とことわった上で、私見を述べてきました。現場の医師からすれば、政府の政策的対応については、常に不十分に見えます。ただ、私は、現在表面化した勤務医問題の本質は、勤務医側が変わらなければ十 […]
日本大学医学部産婦人科教室の同窓会にお招きいただき、「明日の産婦人科医療―その可能性と課題―」と題した講演を行いました。分娩診療を取りやめる医師や医療機関が増加する中で、産婦人科医療、特に地域の産科医療が危機的状況を迎えています。これには、診療報酬の抑制、医療従事者への行過ぎた刑事制裁、臨床研修医制度における配慮不足など、多様な要因が複雑に絡み合っており、総合的な解決が必要です。産科診療の診療報酬 […]
厚生労働委員会で質問を行いました。(映像をこちらから見れます。)ウイルス性肝炎、特に血液製剤によるウイルス性肝炎が社会問題になっています。このたび、民主党は特定肝炎対策緊急措置法案を提出しましたが、私は医学・法律学両面の専門家であるため、12月6日の厚生労働委員会で、ピンチヒッターに起用され(あまり前例が無いことのようです。)、自民党を代表して質問を行いました。 法律的観点からは、民主党案の趣旨に […]
運悪く偶発的な事故に巻き込まれ、右膝蓋骨骨折の重傷を負いました。本来ならば入院の上ギブス固定をする状況ですが、今週も、重要な審議が続きます。国会議員である以上、議会での義務は最低限果たしたいと考え、危険は承知の上ですが、膝関節の固定と出来る限りの安静で対処することにしました。いつも、患者さんには、「仕事が大切なのは良く分かりますが、今は病気を治すことが将来の仕事のために一番大切なのです。」と言って […]
医療・福祉関係の数多くの政府委員を歴任されている田中滋慶應義塾大学大学院教授の医療政策の研究会に参加し、数多くの新しい研究発表を聞くとともに、自分でも発表してきました。この研究会には、大学研究者,医師,病院管理者,官僚,企業の役員,公認会計士など、実に多様な背景の人たちが自由に参加して討論しており、まさに多職種協働・産官学連携を地で行くような研究会です。私も2年前から参加し、時折発表もしてきました […]
血液製剤に関連するC型肝炎の発症の問題で、厚生労働省へレクチャーに行きました。通常、国会議員は官僚からレクチャーを受ける立場ですが、この問題の場合、消化器病も薬事法も私の専門であるため、私の方が問題点を深く理解しており、指導すべき立場にあります。あえて国会議員バッジを弁護士バッジに変えて、医学・法学の専門家としての立場で、医薬品副作用をめぐる医師・医療機関,医薬品企業,国の責任関係について解説しま […]