最新情報

6月18日

再生医療を推進している超党派の議員連盟のメンバーで、横浜にある理化学研究所を視察しました。米国に比較すれば圧倒的に少ない予算で、次々と世界的な研究成果を挙げている理化学研究所ですが、研究者の皆様の努力が良く分かりました。医学研究の現場に入ると長年の本性が出て、思わず再生医療研究の最新の知見にまで意見交換をさせていただき、未公開の情報まで教えてもらいました。やはり、研究者同士で夢を語り合うのは、大き […]

6月14日

母校である慶應義塾大学医学部の同窓会の理事会と評議委員会が開催され、懇親会の席において議員となった旨の報告と挨拶を行いました。同窓の先輩医師たちには、政府の審議会や検討会の委員として医療行政にご尽力いただいている方々も多く、今後の一層のご指導をお願いしました。また、健康科学研究の推進についてもお願いしました。特に慶應医学は、がんの個別化治療法や再生医療技術を用いた中枢神経疾患などに対する画期的治療 […]

6月10日

第4回の臓器移植法改正案勉強会でWHO移植担当理事のLuc Noel氏と国際移植学会会長のJeremy Chapman氏が、講演しました。現在までに臓器移植を受けた患者さんの治療成績は著しく改善し、多くは社会復帰して活躍しています。しかし、提供される移植用臓器は世界的に不足しており、移植の順番を待つ間に死亡する患者さんも多数います。移植を受ける機会が有るか無いかが人の生死を決する鍵となっている臓器 […]

6月5日

埼玉県医師会において今後の医療政策の討議と運営に関する会議がありました。埼玉県医師会は、もともと医療費削減を基調とする医療制度改革の方向性には反対しています。ただ、国の財政が逼迫する中で、どうやって増加する医療費を賄っていくのか、その点の議論は必ずしも十分であったとはいえませんでした。また、医療機関の経営の中でも、今後見直していくべき点があるかもしれません。診療報酬の引下げが“医療崩壊”の主因の一 […]

6月3日

野党が提出した後期高齢者医療制度廃止法案が厚生労働委員会で審議されました。野党の提案は高齢者医療制度を従来の老人保険制度に戻せというものですが、質問に立った与党の議員への答弁で、野党の提案者も従来の制度が良いと思っているわけではないことが明らかになりました。 少子高齢化社会において増加する医療費に対し従来の老人保険制度では対応出来なくなることは既に15年近く前から指摘され、平成12年当時から、老人 […]

5月18日

戸田中央医科グループの学術集会(TMG学会)に招かれ、医療界出身の国会議員としての立場から、現場の医療従事者の方々にエールを送りました。社会保障費の抑制政策により医療をめぐる環境が厳しさを増す中、医療機関の系列化が進んでいます。事業者の系列化は、事務部門を合理化して経営効率性を高めるために有用ですが、医療機関の場合、地域の特性に適合した弾力的な組織運営が求められます。戸田中央医科グループは、全国屈 […]

3月18日

宇和島で行われた病腎移植に関する議員連盟で、日本移植学会や日本泌尿器科学会等、病腎移植に否定的立場をとる医学専門家たちの意見聴取が行われました。本件では、病腎移植が違法・非合理な医療行為であるとして強く批判される一方で、移植用の臓器の供給が絶対的に不足する中、実際に病腎移植を受けて透析治療から解放され、社会で活躍している患者さんたちが少なくないという事態が問題を複雑にしています。私も移植医療にも関 […]

2月27日

私が以前から委員として参加してきた次世代医療機器評価指標策定事業のワーキング・グループの会合にオブザーバーとして参加しました。委員全員の長年の懸案であった「高度医療評価制度」が創設されることになり、皆から、従来の制度の不合理性を国会の場で追及してきた私に対して「よく頑張った」と声をかけてもらいました。今後は、専門家の側が制度の内実を充実させていく役目を果す番です。現実的でありながら倫理性を確保した […]

2月26日

朝の部会で、再生医療について世界初のiPS細胞作成に成功した京都大学の山中伸弥教授から講演がありました。世界的競争の中で、米国がiPS細胞の研究について非常に多額の投資をしている現状について報告があり、研究基盤整備と特許戦略についての国の支援が求められました。iPS細胞は現在の難治性疾患への画期的な治療法として多大な可能性を持つものですが、現実の臨床応用までには幾つかの課題があります。私は専門的立 […]

2月20日

少数の専門家により長期的な視点から基本政策の方向性を話し合う党本部の「安心できる社会保障プロジェクト」のワーキング・チームの会合がありました。私も従前からメンバーに選任され、率直な意見を言ってきましたが、今回は、日本における医薬品や医療機器の承認の遅れの問題が採り上げられました。大学の研究者として、また、大学発バイオベンチャーの企業者として、政府の委員会等で、日本における医薬品・医療機器の研究・開 […]