9月15日
日本抗加齢学会のセミナーにおいて、「健康食品法の立法化を目指して」というタイトルで特別講演を行いました。2億円産業に成長したいわゆる“健康食品”市場ですが、玉石混淆の状況で、消費者にとっても、その選択に参考になる情報がほとんど無いのが現状です。法律の規制範囲も曖昧な点があり、業界内でも「広告した者勝ち」といった危険な状況が危惧されています。立法化を希望する声が産業界から強く起こっていますが、当然、 […]
日本抗加齢学会のセミナーにおいて、「健康食品法の立法化を目指して」というタイトルで特別講演を行いました。2億円産業に成長したいわゆる“健康食品”市場ですが、玉石混淆の状況で、消費者にとっても、その選択に参考になる情報がほとんど無いのが現状です。法律の規制範囲も曖昧な点があり、業界内でも「広告した者勝ち」といった危険な状況が危惧されています。立法化を希望する声が産業界から強く起こっていますが、当然、 […]
岩槻支部が主催した春日部法人会の講演会に講師としてお招きいただき、「2030年の日本 ~その在り方を考える~」と題した講演を行いました。グローバル化の中、原油・食料の価格が高騰し、また、地球温暖化が全世界共通の脅威となりつつあります。このような先行き不透明な状況の中で、日本はどのような国創りをし、1人の日本人としては、どう考え生活したらいいのかを話しました。勿論、大変困難な問題で、解答が準備できる […]
患者さんの団体が主催する中立公正な医療事故調査機関の創設のためのシンポジウムが開かれ、民主党の鈴木寛参議院議員とともに、シンポジストとして参加しました。他のシンポジストは、医師、弁護士、ジャーナリスト、患者団体代表と厚生労働省の担当者です。捻れ国会の状況下において与野党の対立案件が繰返し国会における論戦の焦点となり、歩み寄りが難しい政情ですが、医療事故調査制度の普遍的な重要性を考えると、満場一致の […]
議員になる以前から長い間取り組んできた革新的医療機器の評価指標策定のための研究推進委員会があり、学術専門家委員として出席しました。日本では、新しい医療機器の機能評価に欧米に比較して数倍の時間がかかり、その結果、欧米で活用されている新医療機器の国内での活用が大きく遅れているという指摘が数多くなされています。その原因として、画期的な新機能を備えた医療機器の安全性や有効性を評価する方法論が十分に検討され […]
当選以来、約1年間、大手術の執刀は控えてきましたが、患者さんから指名を受けたため、久々に5時間の腹部のがんの大手術を行いました。一緒にチームを組んだ医局の後輩たちが大きく成長したお陰もあり、手術を開始してみると、直ぐに以前の感覚に戻り、滞りなく手術が成功しました。皆から、「以前と変わらない」と褒めてもらいました。現役の国会議員が外科手術を担当するのは、歴史的にも稀有なことかもしれませんが、常に現場 […]
日本内視鏡外科学会の技術認定委員会に出席しました。内視鏡下手術は、小さな傷で手術ができ、早期の社会復帰が可能な患者さんに優しい手術です。現在では、内視鏡下手術は、多数の良性疾患から一部の早期がんまで、大変多くの疾患に対して行なわれるようになりましたが、従来の開腹・開胸手術に比べて技術的に難しく、手技の習熟まで修練を要します。そのため、過去には大きな医療事故も発生しました。日本内視鏡外科学会では、こ […]
大宮で開かれた埼玉医科大学の血液内科の皆様方の講演会で、医療政策の方向性について講演しました。その後、越谷で江原千恵子市議の後援会の皆様のボーリング大会でご挨拶し、直ぐに岩槻へ戻り、岩槻祭りのオープニング・セレモニーに出席しました。 その後、祭りの中を歩き、企画に参加している地元の団体や企業の皆様と楽しい時間を過ごしました。商工会の青年部の皆様が上げていた熱気球に乗せてもらい、スリリングな空中遊泳 […]
福島県の大野病院事件の第一審判決が出され、被告人となった担当産科医は無罪となりました。医療の透明性を確保し、説明責任を高めることはもちろんですが、この事件については、そもそも起訴されたこと自体が大きな間違いでした。この事件が、地方医療機関における相次ぐ産科医療の取り止めにつながり、大きな問題になりました。医療には必ず不確実性が伴い、教科書通りの経過をたどるとは限りません。弱者である患者さんの立場を […]
清和政策研究会の研修会で箱根へ出掛けました。講演は、山中伸哉京都大学教授で、iPS細胞についてでした。同じ学年の山中教授とは、既に様々な場を通じて懇意にしており、非常に専門的な意見交換も何度もしてきました。iPS細胞の可能性は素晴らしいものですが、その分だけ、極めて激しい国際的な研究開発競争が続きます。日本においても、出来る限りの国家的支援体制を整備するため、今後も最大限の努力を尽くしていきます。
一般向け雑誌社から高齢者医療制度について、CSテレビ局から健康食品の規制について、専門誌から医療ネットワークセキュリティーについて、それぞれ取材を受けました。これらは全く異なる議論ですが、それぞれが医療と健康に関する重要な問題で、医療問題全般に対するメディアの意識の高さが分かります。何れも私が研究者として取り組んできたテーマであり、問題点の詳細の説明とともに、1人の医師として考える在るべき施策の方 […]