経済産業委員会で、予算に関する質問を行いました。(開会日:2008年3月27日 (木)会議名:経済産業委員会)今回は、特に、地球温暖化対策と特許に焦点を絞りました。
地球温暖化対策については、まず、諸々の革新的エネルギー技術開発について、国全体としての技術開発の効率性の観点から、複数の技術の相補的な組み合わせや資金以外の支援体制について質問しました。また、温暖化ガス排出量削減の国際的枠組みについて、福田首相や甘利経産大臣が言及しているセクター別アプローチの実現に向けた具体的取り組みについて質問しました。洞爺湖サミットを前に、クリーン開発と気候に関するアジア太平洋パートナーシップ(APP)に基づくセクター別ボトムアップアプローチを実践するプロジェクトに、積極的に予算がつけられています。日本が環境外交でリーダーシップを発揮するためには、2013年以降のいわゆるポスト京都の枠組みにおいて、主要排出国の多くにセクター別アプローチが好ましいことを納得させる必要があります。その見込みと根拠について質問しました。
特許については、中小企業における知的財産権の活用に関する支援制度について、利用実績と拡充の見込みについて質問しました。日本の特許審査体制は先進的ですが、利用者の方が未熟なのが現状であり、今後は、利用者の実状をふまえたより一層丁寧な支援を求めました。



