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活動報告

2月19日

温室効果ガスの排出権取引制度に関する勉強会が開催されました。この問題には既に深く関わってきましたし、今後も議論をリードしていきたいと思います。EUでは制度がスタートしており、米国でも試験的に開始され、さらに積極的導入案が議論されています。日本も世界に後れることなく体制を整える必要があります。発展途上国との国際競争に晒されている産業界からは未だに反対意見が強いですが、地球温暖化は既に待った無しの状況まで進んできています。インドや中国を含め主要排出国の全てが参加する排出限度枠組みを構築する努力が必要なのはもちろんですが、京都議定書の発信国として、日本が環境問題のリーダーとして役割を果していくことこそ、長期的には日本の国際的地位向上と日本企業の発展に資することになります。今後も問題を直視して頑張っていきたいと思います。
その後、修復腎移植に関する議員連盟の集会が開催されました。宇和島で腎臓病にかかった患者さんから摘出されていた腎臓が、透析治療中の他の患者さんの腎臓移植による治療に用いられていた問題が主題です。外科医療と法に関する専門経験のある私は副会長に指名されました。この問題については、腎移植を受けたからこそ助かったという数十名の患者さんが渦中の医師や医療機関に対する処分に強く反対しています。一方で、専門家の調査では、腎臓を提供することになった腎臓病の患者さんに対して十分な治療や説明が行われていたかどうか、移植を急ぐあまり不必要な腎摘出が行われたのではないかとの疑義が持たれています。マスコミも含めて議論が錯綜しているところですが、中立的立場で検討を進めたいと思います。


2月18日

ハーバード大学やコロンビア大学で臨床研修中の若手日本人医師たちの新規の情報交換誌「臨床+α」の取材を受けました。彼等の多くは、日本での臨床研修終了後、米国での永続的な臨床活動を志し、日本を離れた医師たちです。医学の面でも大変優秀な医師たちですが、社会的な問題意識も高く、「臨床+α」のタイトルは、医師の活動は臨床だけに留めてはいけないという理念を表しています。米国を志したのも、情報誌を刊行するのも、そういった問題意識の中でのようです。私の込み入った経歴を見て最初の取材対象に選んだようですが、何と言っても、一先ずは専門の臨床をしっかり習得することが、医療人としての基盤です。脆弱な基盤の上に+αは載せられないことを話しました。
夜は、塩崎恭久衆議院議員・元官房長官のパーティーに出席しました。昨年の選挙の際は、3回も埼玉県に来て、応援をして下さり、その後の党務の中でも、多くの指導をいただいています。


2月17日

支援者でもある地元の友人の結婚披露宴に出席しました。夜は、三郷の鈴木義弘県議会議員の彦成地区報告会に出席しました。


2月16日

上尾の島田正一県議の報告会に出席しました。明日任期を終了される新井弘治市長、島村穰新市長も臨席し、新井市長への感謝のためと島村市長の誕生祝いを兼ねたような会となり、大いに盛り上がりました。新市長の下、20万都市上尾の今後の発展を祈っております。


2月15日

年金改革議員連盟が開催されました。社会保険庁は未だ統合の見通しが立っていない1950万件について一応の推計内容を提出していますが、その推計の方法に疑義があるため、私が改めて検討することになりました。今までの経歴上、私は数字には敏感ですが、問題究明の局面では、それが大きな強みになります。
夜は、さいたま市見沼区の清水隼人県議の報告会に出席しました。


2月13日

ICT(情報通信技術)分野の国際競争力増強について、コアメンバーになる衆参議員と内閣府・総務省・経済産業省・外務省の官僚による勉強会が行われました。インターネットでは出遅れた感のあった日本ですが、その後ブロードバンドの普及率では世界一となりました。一方で、携帯電話では、世界市場は他国企業による寡占状況で、日本企業は蚊帳の外です。日本の携帯電話は、機能の多様性や先進性では圧倒的ですが、世界のニーズの現状は、むしろシンプルで価格の安い方に向いています。家電製品でも、日本企業は先進機能や省エネ技術ではトップにあるものの、価格競争の段階に入ると直ぐにシェアを失うようになってきています。安価な労働力を背景とするアジア新興諸国の製品には太刀打ちし難い状況なのです。かつては、日本も労働賃金が安かった時代は、欧米の技術導入・改良と大量生産によって高度成長を遂げました。現在は、このモデルに苦しめられる立場になりました。製品自体ではなく、知的財産権を利用しての、高付加価値な情報通信技術を産業の基盤に据えていく必要があります。未だ日本では産業政策の戦略性が十分ではありません。今後、生物科学領域での国際特許法務等での経験を活かし、頑張っていきたいと思います。


2月12日

党の国際競争力調査会・金融に関するワーキング・チームで、政府系ファンドに関する参考人質疑と討論が行われました。原油価格の高騰により巨額の収入を得た中東産油国政府や貿易黒字の拡大により外貨準備高が大きく増加した中国政府などが、国家資産を運用するためにファンドを設立しています。その運用規模の大きさから金融市場に多大な影響を与えていますが、透明性が低く実態が把握されていない点が問題視されています。
一方で、日本には、度重なる為替介入により、巨額の外貨準備高が積まれていますが、十分な運用となっていません。政府系ファンドを設立して積極的運用を行えば、相当額の運用益が見込まれるところから、財政難を乗り切る一策として関心を集めています。ファンドの運用にはリスクを伴いますから、当然ながら確固たるルール化の上に行う必要があります。今後は、政府系ファンドに関する情報公開やルールの在り方について、国際的にも国内的にも議論を深めていきたいと思います。
午後は、「医療現場の危機打開と再建をめざす議員連盟」の発会集会が行われました。尾辻秀久自民党参議院議員会長を会長とする超党派の議員連盟で、各党より、医療・厚生労働関係議員が加わっています。土屋了介国立がんセンター中央病院長と高久史麿日本医学会会長の講演があり、勤務医の厳しい現状について話がありました。勤務医の労働環境の改善は、私が政治家になった最も大きな理由の一つです。お二人とも、旧くから存じ上げている先生方ですが、講演後にお話した際、私の活動に対し期待と激励の言葉をいただきました。


2月11日

所沢の荻野泰男市議会議員の報告会にうかがいました。荻野議員は、昨春の選挙で初挑戦し、第2位の見事な得票で初当選を果しました。まだ、政治経験が薄いところが新鮮に感じられる方で、その意味で、私と大いに気が合います。まだ30代の若さであり、後援会の皆様は、今後の大きな活躍に期待していました。荻野議員は、昨年、入籍されたとのことで、そのご披露もあり、会場はお祝いの気分で盛り上がっていました。


2月10日

青葉健仁さいたま市議会議長の市政報告会にうかがいました。青葉議長は、誠実で優しい方で、私も兄貴同然に温かくご指導いただいてきましたが、一方で、大きな統率力に恵まれた方です。地元岩槻の議員の間の信頼も厚く、「何かあったら青葉さんに相談しよう」と話してきました。まだ40代の若さであり、皆、今後益々の活躍を期待していました。
夜は、多田重美八潮市長の後援会の会合、その後、小川町での山口泰明衆議院議員の国政報告会に出席しました。

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2月9日

浦和で宮崎栄治郎県議会議員の女性部の講演会にうかがい、ご挨拶しました。健康と介護に関する講演でしたが、私も健康を維持するための食生活に関して一言お話したところ、皆様、大いに関心をもって聴いて下さいました。
夜は大雪になりました。岩槻で金子善次郎衆議院議員の報告会、次いで自民党桶川支部の総会にうかがいました。