さいたま市4医師会の役員懇親会に出席し、意見交換をしました。
活動報告
8月16日
厚生労働省は、平成21年度の概算医療費が過去最大の35兆3000億円(前年度比3.5%増)になったと発表しました。増加の要因は、高齢化の進展によるものと考えられています。実際、75歳以上の医療費は前年度と比べ5.5%増え、全体の増加分の半数を占めるに至っています。高齢者医療のあり方、増大する医療費を賄うための安定的な財源の確保はまさに喫緊の課題です。政府・民主党は、後期高齢者医療制度を廃止し、新たな制度づくりを行おうとしていますが、患者さんや医療従事者、保険組合など、多くの関係主体の様々な立場がある中で、その調整は容易なことではありません。まもなく、その中間報告が発表される予定ですが、問題点を先送りするような案になっていないか、注視してまいります。
8月11日
参議院自民党の会長選挙が実施されました。参議院議員会長は、これまで事前の調整で候補者の一本化が図られ、無投票での選出が続いていました。今回、谷川秀善議員と中曽根弘文議員が立候補し、昭和30年代以来久々に複数の候補による選挙が行われました。
投票に先立って選挙規程の概要が紹介されましたが、それによると両候補が同数の得票だった場合、くじ引きで当選者を決定するということでした。「くじ引き」という決め方についてどっと笑いも起こりましたが、投票の結果は、何と40票対40票の同数となり、皆唖然としました。
選挙規程にある「くじ引き」の方法は、1番から6番までを割り振った6本ある番号くじから、各自1本だけを引き、引いたくじの番号の小さい候補者が当選人となることになっています。くじ引きの結果、中曽根弘文議員が「1番」のくじを引き、新会長に選ばれました。
中曽根議員は、参議院の独自性の発揮、適材適所の人材登用や、政策立案能力の向上などを公約とし、参議院自民党の改革を訴えて立候補しました。改革推進派の議員たちが派閥を超えて推薦人となりましたが、私も、その一人です。最新の各報道機関の内閣支持率、政党支持率をみると、菅内閣の支持率は持ち直し、一方自民党の支持率は低迷しています。進まない世代交代や旧態依然とした体質が国民の皆様の信頼を失っている原因であることを私たち自民党の国会議員は直視しなければなりません。中曽根新会長は、くじ引きの後の挨拶で、「新しい参議院自民党をつくる作業の先頭に立ちたい」と述べました。オープンな会長選挙を行った今こそ、改革を推し進め、国民の皆様の信頼回復を図っていく絶好の機会です。
また、40対40でノーサイドということで、私たち自民党議員は、全員が一丸となって、新会長の下で改革のためにまとまっていくことが重要です。ねじれ国会の主戦場である参議院で自民党の内部が混乱していては、民主党政権の暴走を阻止することは出来ません。ここから再び一致団結して、政府・民主党をただしてまいります。
今回の会長選挙で中曽根新会長が引いた「1番くじ」がまさに「幸運のくじ」になり、自民党改革のスタートラインとなるよう、引き続き党改革に全力を尽くしてまいります。
8月7日
8月6日
実践倫理宏正会の平和祈念朝起会にご招待をいただき、あいさつをしました。
午前10時、三ツ林先生の告別式に参列し、先生との最後のお別れをしました。
その後、理事をつとめる内閣委員会に出席しました。
夕方には、今国会最後の本会議が開かれました。「独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構法の一部を改正する法律案」の採決が行われ、賛成213、反対11の賛成多数で可決されました。
夜には、再び岩槻に戻り、岩槻工業団事業協同組合の納涼会に参加しました。
8月5日
前衆議院議員(埼玉県衆議院第14選挙区)の三ツ林隆志先生が57歳の若さで急逝されました。医師として、また国会議員として大先輩でいらっしゃった三ツ林先生からは、本当に多くのことを教えて頂きました。本日、お通夜に参列し、先生のご冥福を心からお祈り申し上げました。
8月4日
厚生労働部会が行われ、政府・民主党が検討を進めている「新たな年金制度の基本的考え方」と最近発表された「高齢者医療制度改革会議」の中間取りまとめ案について、議論しました。
7月31日
地元岩槻の元浅間第三自治会の夏祭りに出席しました。今年で26年目を迎える伝統ある夏祭りです。さまざまな世代が集う熱気あふれる夏祭り会場で、お集まりの皆様にご挨拶をしました。
7月30日
今日から第175回国会(臨時会)が開会しました。
本会議で議長、副議長の選挙が行われ、新議長に西岡武夫議員、新副議長に尾辻秀久議員が選ばれました。
本会議の散会後すぐに、厚生労働部会に出席しました。今国会に議員立法として提出される予定の「独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構法の一部を改正する法律案」について議論しました。現在の法律では、全国に52か所ある社会保険病院は、この9月一杯でその存立根拠を失ってしまうことになります。それまでに民間に売却して民営化する計画になっていましたが、医師不足等が社会問題化する中、医療経営の実務は簡単ではなく、引き受け手がなかなか現れませんでした。社会保険病院には、その地域の医療にとって大変重要な役割を果たしている病院も多く、法的な存立を危うくすることで、住民の健康に悪影響を及ぼすことは許されません。結局、与党とほとんどの野党が合意して、現在の民営化のための期限をとりあえず2年間延長することになりました。
その後、日本学術会議が主催する公開シンポジウム、「健康の社会格差-今、多様な知を結集し、すべての人々に生きやすい社会を」に出席しました。
夜は、岩槻医師会の納涼会に参加しました。
6月17日~7月29日
7月11日に参議院議員選挙の投開票が行われました。
自民党は、38の改選議席を上回る51議席を獲得し、改選第一党となりました。この参議院選挙において、埼玉県選挙区は、自民党・公明党・民主党・みんなの党がしのぎを削る全国屈指の大激戦地となりました。大変厳しい選挙戦でしたが、自民党公認の関口昌一候補は655,028票を頂き、トップ当選を果たすことができました。
選挙期間中、私は関口候補の選挙対策本部の事務総長として、また、党の広報局の一員として、同志の当選のため連日県内を中心に駆け回りました。暑い日差しの中、また、梅雨空のもと雨に濡れながらもお集まり頂き、演説を聴いて下さった皆様、本当にありがとうございました。県内各地で頂いた叱咤激励を今後の国政にいかしてまいります。
今回の参議院議員選挙で、参議院は与党が少数となり、民主党の独裁的な国会運営にストップがかけられるようになったことは、大変良かったと思います。しかし、自民党は議席を増やしたものの、決して喜ぶべき結果ではありませんでした。現に比例代表の投票先では、民主党に大きな差をつけられています。民主党は議席を減らしましたが、その分みんなの党が大躍進したわけで、自民党は、民主党に裏切られたと感じた有権者の皆さんからのご支持を十分に頂けませんでした。これは、昨年夏以降の党改革が不十分であり、旧態依然とした自民党の体質に拒否反応を示した有権者の皆様が多かった結果であるともいえます。このことについて謙虚に反省し、参院選で議席を伸ばすことが出来た今こそ大胆な党改革を実施し、政策決定の手続きや人事の在り方を刷新しなければなりません。私も引き続き、党改革の先頭に立って、努力してまいります。